学校祭_3 ページ31
萩 「春宮、ちょうど良いんじゃねぇの？」
『え？』
萩 「松田に欲しいもの取って貰えば？」
萩原が、射的の景品に指をさしながら、
楽しそうに提案した。
『…取れなかったら、どうするの？』
松 「…バカにしてんのか？」
伊 「おいおい、松田。
何で春宮睨んでんだ。お詫びだろうが。」
Aの言葉に、
何やら闘争心が湧いたのか、鋭い目つきになる松田。
松 「言えよ。欲しいもの。取ってやるから」
『別に…どれでも良い』
松 「それだと意味ねぇだろ。さっさと決めろよ。
ぜってぇ取ってやる。」
萩 「お、松田が本気になった」
降 「何の話してるんだ…」
景 「え？春宮さんの欲しいものを松田が取るの？
どういうこと？」
事情の分からない2人に、
伊達が説明している横で、
Aがゆっくり指を差した。
『…じゃあ、あれ』
人差し指の先には、
5 cmほどの小さな箱に入ったキャンディ。
伊 「お、なかなかのターゲットだな。松田、大丈夫か？」
萩 「頑張れ、陣平ちゃん」
松 「…言ってろ」
景 「一旦休戦だな？ゼロ」
降 「残念だが、もう決着は着いたはずだぞ。ヒロ」
まだ続けたそうにしている景光の横で、
お金を払うと、すっと射的銃を構える松田。
そして、狙いを定め――
パンッ
乾いた音が鳴り響く。
萩 「…あーあ。残念。」
降 「惜しかったな」
『…』
キャンディの箱のわずかに左を掠めるも、
倒すことが出来ず、渋い表情を浮かべる松田。
しかし、すぐに銃を構え直すと、
パンッ
今度は箱の中央に命中した弾により、
パタンと倒れるキャンディの箱。
萩 「おぉ！やったな！」
景 「やるじゃん、松田」
降 「…へぇ。やるな。」
「彼女のためにねぇ。やるなぁ、兄ちゃん。」
松 「…」
こそっと話しかけながら、
ニヤリ、と、景品のキャンディを渡してくる店主に、
松田は仏頂面で、箱を受け取った。
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white12(プロフ) - 命亜さん» コメントを頂きありがとうございます。アニメ作品でしょうか。タイトルしか存じ上げないのですが，もしかすると本作に類似シーンやセリフがありましたでしょうか。もしそうでしたら，意図的ではないにせよご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2022年5月14日 10時) (
レス) id: 35753a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - …もしかしてイナズマイレブン知ってますか？ (2022年5月13日 19時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
white12(プロフ) - れーか、さん» れーか様: コメントありがとうございます！励みになります。ムラがあると思いますが、更新頑張りますね！ (2019年8月24日 9時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
れーか、(プロフ) - 更新頑張ってください！面白いですね！ (2019年8月24日 0時) (レス) id: d62f4a4e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white12
| 作成日時：2019年8月24日 0時
