親子丼_3 ページ17
萩 「これ…、話しかけない方が良いのか？」
おずおずと萩原が景光に視線を送ると、
景 「春宮さん。いつもPCで何してるの？」
萩原に代わるように景光が口を開いた。
もう一度彼女にスルーされたときの萩原のダメージを配慮したからか。
『…ん？』
美味しそうに口をもぐもぐさせながら、
景光たちの方へ顔を向けるA。
景 (ずいぶん美味しそうだな。
春宮さん、親子丼好きなのかな。)
そして、しばし口を動かして飲み込む様子を見せた後、
『別に…、ちょっと作業してただけよ。
あ、この間はありがとう。降谷くん』
さらりと景光に答え、
後ろの降谷の方へと視線を送った。
降 「…あ、あぁ。いや。」
景 「あ、もしかして道場で組んだって話か？
春宮さん、ゼロと結構良い勝負してたって、聞いたよ。」
降 「良い勝負って…
勝ったのは俺なんだが。
それほど時間が掛かった訳じゃないしな。」
『…ゼロ？』
負けず嫌いを全開にするように呟く降谷の言葉には反応を見せず、
景光の言葉に反応する、A。
景 「…えっと…、
降谷のあだ名だよ。降谷零、だから。
れい…、ゼロ、ってこと。」
『…へぇ』
伊 「まぁ、そう呼んでんのは昔から仲のいい諸伏だけだけどな。」
萩 「俺たちは降谷って、普通に呼んでるしな。」
『仲良いのね。』
そして、
Aは再び親子丼を頬張り始めた。
(…ゼロが険しい顔してる…)
スルーされたことが不満なのか、
ただの負けず嫌いなのか、
隣で苦い顔をしながらお茶をすすっている降谷を気にしながら、景光が話しかけた。
景 「…今度、俺とも手合わせ願いたいなぁ」
松 「諸伏じゃなくて、萩原。お前が鍛えて貰えば良いだろ」
萩 「…おいおい、松田。たまには俺に優しくしろよ」
松 「何で俺がお前に優しくしなきゃいけねぇんだよ。気持ち悪ぃな」
『…？』
Aは、またもモグモグと口を動かしながら、
Aから見て奥の方に座っていた松田に視線を向け、首を傾げていた。
景 「あ、コイツ。松田。」
伊「萩原のやつ、軽々降谷に投げ飛ばされてたから。
春宮に鍛えて貰えば良いんじゃねぇかって話。」
『ふぅん…』
伊達が説明するも、
相変わらず会話にはあまり興味なさそうに、
Aは美味しそうに親子丼を頬張っている。
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white12(プロフ) - 命亜さん» コメントを頂きありがとうございます。アニメ作品でしょうか。タイトルしか存じ上げないのですが，もしかすると本作に類似シーンやセリフがありましたでしょうか。もしそうでしたら，意図的ではないにせよご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2022年5月14日 10時) (
レス) id: 35753a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - …もしかしてイナズマイレブン知ってますか？ (2022年5月13日 19時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
white12(プロフ) - れーか、さん» れーか様: コメントありがとうございます！励みになります。ムラがあると思いますが、更新頑張りますね！ (2019年8月24日 9時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
れーか、(プロフ) - 更新頑張ってください！面白いですね！ (2019年8月24日 0時) (レス) id: d62f4a4e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white12
| 作成日時：2019年8月24日 0時
