SNOW DROP 【名探偵コナン/警察学校組】

体格差_8 ページ14

その夜の男子寮にて。

松 「は？」

景 「え、春宮さんと組んだの？ゼロ…」

松田の部屋で、
3人から話を聞きながら、ポカンとする松田と景光。

伊 「お前らも見てれば良かったのになぁ。
結構凄かったんだぞ。
萩原だったら負けてたかもな」

松 「まぁ、見てた訳じゃねぇけど、そうだろうな。
萩原は体術だめだからな。」

ニヤリと笑う伊達に、松田が嫌味を被せる。


萩 「…何で俺に振るんだよ…」

降 「萩原はもっと鍛えた方が良いと思うぞ」

景 「そうだよなぁ、ゼロ。
にしても、春宮さんってけっこうやるんだな。
小柄なのにな。」

降 「ヒロも…、か。
だから体格は関係ない――」

景 「それに、昨日は気持ちよさそうに寝てたしな。
なんか面白い人だよな。
なぁゼロ〜、詳しく教えろよ〜」

降 「いや、詳しくって…」

萩原のボヤキをさらりとスルーし、
ワイワイ話しかけてくる景光に苦笑いを向ける降谷。

松 「今度、萩原も投げ飛ばして貰えば良いんじゃねぇか。
あの女に。ちったぁ強くなるだろ」

萩 「だから何で俺なんだよ、松田」

伊 「あー酒飲みてぇなぁ…」

松 「伊達、お前も大概自由だな…
って…お前ら何で俺の部屋に集まるんだよ」

景 「さぁ…？松田の部屋、なんか落ち着くんだよなぁ」

降 「…悪い松田。消灯までには帰るから」

景 「えーゼロは相変わらず堅いなぁ」

伊 「ちょっとくらい抜け出して酒買ってきても――」

萩 「そうだよなぁ」

降「規則違反だ」

松田のボヤキをかき消すように、
ワイワイと騒ぎ始めた3人と、それをたしなめる降谷。
楽しげな夜は、あっという間に更けて行った。

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