June ページ1
「あ、春宮さん、これありがとう。助かった！」
『…えっと…、誰？』
「えぇ……？
昨日、講義資料借りた諸伏だけど…。隣の席だっただろ？」
ジメジメした6月のある日。
警察学校の講義棟の廊下で、
1枚の資料を差し出しながら、驚きと残念そうな顔の景光。
『あぁ。思い出した...、気がする。』
景 「気がするって…。一応、同期なんだから。
じゃあ、もう一度改めて。
俺は諸伏――――」
『…ヒロミツ』
景 「え？」
『それじゃ』
興味なさそうに資料を受け取ると、
Aは講義室へ入っていった。
景 「…覚えてんじゃん」
松 「誰だアイツ」
萩 「よぉ、諸伏。あの子と知り合い？」
景 「ん？知らない？
同期の春宮さんだよ。春宮A。
前の合同演習で、隣の班だっただろ。
昨日の講義で隣の席でさ。
…って、松田。その怪我どうしたんだよ。」
萩原の横で、頬にガーゼをつけた松田に、
諸伏が苦笑した。
松 「あー、ちょっと、な。」
萩 「今朝の訓練中にちょーっとだけ、しくじったんだよな？」
松 「萩原テメェ…バカにしてんのか」
萩 「ちょ、ちょ…っと…松田。教官が見てるって！！」
その言葉に、
萩原の胸ぐらを掴んだ手をパッと離すも、
松田の視界にその教官は映らない。
チロリと舌を出す萩原にまたも拳を振り上げながら、
2人は走って行った。
景 「…講義始まるぞ。」
伊 「ったく…アイツら何やってんだ。」
降 「まぁ、いつものことだろ。
勝手に戯れさせとけば良いんじゃないか。
教官に絞られたいんだろ」
ため息をついた景光は、
向かいの廊下から現れた呆れ顔の降谷と、ニヤリと笑う伊達とともに、
講義室へと入っていった。
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white12(プロフ) - 命亜さん» コメントを頂きありがとうございます。アニメ作品でしょうか。タイトルしか存じ上げないのですが，もしかすると本作に類似シーンやセリフがありましたでしょうか。もしそうでしたら，意図的ではないにせよご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2022年5月14日 10時) (
レス) id: 35753a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - …もしかしてイナズマイレブン知ってますか？ (2022年5月13日 19時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
white12(プロフ) - れーか、さん» れーか様: コメントありがとうございます！励みになります。ムラがあると思いますが、更新頑張りますね！ (2019年8月24日 9時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
れーか、(プロフ) - 更新頑張ってください！面白いですね！ (2019年8月24日 0時) (レス) id: d62f4a4e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white12
| 作成日時：2019年8月24日 0時
