SNOW DROP 【名探偵コナン/警察学校組】

シュークリーム_3 ページ27

萩 「来週の学校祭の準備進んでる？」

『…研究課題の展示はだいたい。
この間の討論内容を含めた展示だし。』

萩 「あ、あの討論も展示するのか。春宮、凄かったもんな」

『…別に、そんなことないでしょ。
結論自体は私1人の意見じゃないし。
それに、この間の降谷くんの意見だって…』

降 「降谷でいい」

『え？』

降 「君が春宮と呼べというなら、
俺もそうしないと対等じゃないだろ？」


萩 「…まじか」

松 「…降谷が、対等とか言ってるぞ」

降 「何言ってるんだ。同期なんだから当然だろ？」

萩原と松田が驚きの表情でボソリと呟くも、
降谷は、何のことだか、という顔。


松 「あ、この前投げ飛ばされかけた、って話だったな。
だからか。」

降 「…難なく俺が勝ったと言っただろ」

しかし、
その言葉に、負けず嫌い全開でギロリと松田を睨みつける降谷。


『…降谷、ね。分かった。』


しかし、Aは相変わらずそういう話は耳に入らないようで、
シュークリームを頬張っている。
目の前のシュークリーム以外に、今は興味がないだけか。


萩 「なら、俺もそう呼んでもらおうかな。
あ、研二でもいいけど。」


『…』


萩 「…あ、ごめん。冗談。」

Aから言葉が返ってこないことで、
慌てて撤回する萩原。

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