耳をつんざく警報音_4 ページ37
「え、あ…ご、ごめん。俺だ」
慌てた様子でポケットからスマホを取り出したのは諸伏で。
マナーモードにするのをすっかり忘れていたそれを握り締め、
電車の中ということもあり、周囲にも小さく申し訳なさそうに頭を下げている。
ろくに画面を見ずにとっさに通話を切った諸伏は、
「あ…、萩原だ」
と、画面に残った着信履歴を見て呟いた。
「萩?」
「そういや、置いてきちまったな。…なんかあったのか?」
首をかしげる降谷と松田に、軽く首を振る諸伏。
そんな中、
スピードを落とし始めた電車が、
ゆっくりと目的地である駅に辿り着いた。
電車を降りるとそのまま、
諸伏はスマホをささっと操作し始め、
どうやら繋がったらしい通話ごしに萩原と話し始めた。
Aはそれを待つ理由もなく、
降谷たちに会釈をしてその場を離れようとしたのだが、
「は…!?事故!?」
諸伏の声にビクリと反応し、足を止めた。
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white12(プロフ) - さゆりさん» 嬉しいコメントをいただきありがとうございます。更新が滞りお待たせしてしまって申し訳ありません。また,体調についてもお気遣い本当にありがとうございます。更新頻度がまちまちで申し訳ない限りですが,引き続きお楽しみ頂けると幸いです。 (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5b5db755e5 (このIDを非表示/違反報告)
さゆり - 更新ありがとうございます!これからどうなっていくのかドキドキしています。体調が悪いとおっしゃっていたので、どうぞ無理はしないでお大事にしてください。続きを楽しみにしています! (2022年8月30日 20時) (レス) id: 2b8084ecea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white12 | 作成日時:2022年8月4日 18時