綺麗ごと_2 ページ30
「さっき話していた奴ら、…知り合いか?」
降谷が見つめる先には、
斉木の母親と思われる女性と門の前で話をしている目暮と木嶋がいて。
そうして2人は、少し困った顔をしたその女性と並んで、そのまま玄関の中へと入っていった。
「あ…、確か片方の男…、前にも、警察学校の近くで話してなかった?」
『…』
そして、そのうちの1人が、以前、Aと話していた男に似ていることを思い出した諸伏。
ちょうど、萩原と一緒にいるときに見かけた男だと。
あの日は、Aが片山と木嶋を呼び出して話をしていた状況で。
でも、もう片方の男は見覚えがないような...と記憶を辿る諸伏に、
黙ったままだったAは、伏せ目がちに数回まばたきをすると、
『捜査一課の、刑事です』
と、静かに口を開いた。
「「え…」」
「…」
小さく同じ一文字を漏らす降谷と諸伏。
珍しく口を開かないままの松田は少し目を見開いただけで。
わずかに彼らから視線をずらし、
どこか違うところを見つめるようにして、
Aは言葉を続けた。
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white12(プロフ) - さゆりさん» 嬉しいコメントをいただきありがとうございます。更新が滞りお待たせしてしまって申し訳ありません。また,体調についてもお気遣い本当にありがとうございます。更新頻度がまちまちで申し訳ない限りですが,引き続きお楽しみ頂けると幸いです。 (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5b5db755e5 (このIDを非表示/違反報告)
さゆり - 更新ありがとうございます!これからどうなっていくのかドキドキしています。体調が悪いとおっしゃっていたので、どうぞ無理はしないでお大事にしてください。続きを楽しみにしています! (2022年8月30日 20時) (レス) id: 2b8084ecea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white12 | 作成日時:2022年8月4日 18時