甘くてほろ苦い_5 ページ18
「──で、松田、それ、どうするんだ?」
「チッ。どうすんだって言ってもな…」
「萩原も飲まないなら、俺が貰って良い?疲れたからちょっと甘いの欲しくてさ」
そんな中、ニコッと人懐こい笑みで首を傾けたのは諸伏で。
「おい、ヒロ。そんなの飲んだら、夕食入らなくなるぞ?」
「後で飲むから良いんだよ。ゼロは心配性だな?」
「んじゃ、やるよ。金は──」
「松田が押し間違えたんだろ?もちろん要らない…よな?」
まぁ、それはそうなのだが、
にっこり笑う諸伏にいまいち腑に落ちない様子で眉間にシワを寄せつつ、
松田はニヤッと笑って少しぬるい温度になったココアの缶を差し出した。
「…で?俺たちが機動隊を希望してるって話をしてたって訳かよ?」
グビリともうひと口コーヒーを口に含みながら、ふと話題を戻した松田。
「そうそう。萩から話を聞いてたところなんだ」
「お前らは希望配属先、何て書いたんだ?
降谷は、…希望っていうか…、なんとなく決まってそうな気もするけどな」
「班長…。ヒロと同じこと言うんだな…」
どこか悔しそうな微妙な笑いを浮かべている伊達に、
降谷は少し眉を寄せて苦笑いをした。
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white12(プロフ) - さゆりさん» 嬉しいコメントをいただきありがとうございます。更新が滞りお待たせしてしまって申し訳ありません。また,体調についてもお気遣い本当にありがとうございます。更新頻度がまちまちで申し訳ない限りですが,引き続きお楽しみ頂けると幸いです。 (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5b5db755e5 (このIDを非表示/違反報告)
さゆり - 更新ありがとうございます!これからどうなっていくのかドキドキしています。体調が悪いとおっしゃっていたので、どうぞ無理はしないでお大事にしてください。続きを楽しみにしています! (2022年8月30日 20時) (レス) id: 2b8084ecea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white12 | 作成日時:2022年8月4日 18時