繋がり ページ6
「例の件、指示通り引き続き捜査を続けてくれ。
それと、先ほど伝えた情報は――」
「「了解しました！」」
その夜。
警視庁公安部のオフィスでは、
降谷の指示に、歯切れ良い返事を口にする風見たち公安刑事の姿があった。
窓の外では、すっかり陽が落ちた中にひっきりなしに降り注いぐ大粒の雨が、
オフィスの光を反射してキラキラと光っている。
降谷の予想通り、2時間ほど前から土砂降りになっていて。
「降谷さん。以前頼まれていた件ですが――」
「…ん？」
コートを羽織り外へ出ていくもの、デスクに戻りファイルを凝視し始めるもの。
各々それぞれ指示通りに作業を進め始めた中、
降谷に近づいてきたのは、風見だ。
「…」
「雪村香奈という人物ですが――」
「あ、あぁ」
磨りガラスのような、うまくクリアにならない思考の領域。
以前、降谷があのプレートを目にした後、
調べておくことにしたはずだった名前だ。
優先すべき事項ではないため思考の隅に放置していたとも思えることだったが、
すぐに”結びつけられない”ことで、
降谷は自分の思考回路の働きとは隔たりがあるような気がしていた。
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white12(プロフ) - ra-raさん» 返事が遅くなって失礼いたしました。嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。更新が不定期で申し訳ありませんが，引き続きお楽しみ頂けましたら幸いです。 (2021年9月24日 21時) (
レス) id: 654daa9564 (このIDを非表示/違反報告)
ra-ra - こんにちは！この先どのような物語になっていくのかワクワクした気持ちで読んでます。のんびりと更新待ってます！ (2021年9月19日 17時) (レス) id: f4447b9ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white12
| 作成日時：2021年9月19日 8時
