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じゃじゃ馬_2 ページ22
『北川さん、すみません。急いでいるので…』
「え、でも、飲んでたんじゃないの?
あ、男と話してたんだっけ?
ま、とりあえず1杯奢るから、ね。
実は今、君にお願いしようと思ってる新しい案件の話が立ち上がってね、
その大事な取引の話も、しておきたいしさ。」
『それは、有難いお話ですが…本当に――』
案件だの大事な取引だの、
この状況でまるで脅しのような言葉を吐く北川に、
Aの顔がさらに歪んだ時、
「あれ?帰ったんじゃなかった?」
『え…』
「は?」
急に横から声をかけられて、
ほぼ同時に声の主の方へ振り向くAと北川。
「体調悪そうだったけど、…早く帰った方が良いんじゃない?
顔色悪いよ?」
『あ…』
「え、あ…、そうなの?
それじゃ、俺は行くね。例の案件についてはまた連絡するから。
…お大事に、月島さん。」
目の前に現れた男に、
体調が悪そうに、いや、実際は不快そうに、なのだが、
笑みを浮かべるAに苦笑いをすると、
北川はBARの方へと足早に向かっていった。
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作者名:white12 | 作成日時:2019年11月29日 22時