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米花町の喫茶店_4 ページ4

(米花町の喫茶店かぁ。
ポアロ…、何だかミステリー好きのマスターのお店みたいね。)

コーヒーを運び、
やはり芸能人と接するように、
目をキラキラさせ、緊張した様子で安室と何やら言葉を交わしている由紀。
それを横目に見つめるAは、小さく首を傾げた。

(…確かにカッコいいけど…)

外見が良く、紳士的そうで、噂になっているというのも頷ける。
人気があるのだろう。

ただ、同じく背の高く、整った顔立ちをしている人物を知っているからだろうか。
萩原もその類だろうが、
Aの脳裏に浮かんでいたのは、松田の姿。

あるいは単に、Aがイケメンだとか何だとかそういう事に興味が無いだけか、
Aは由紀の興奮した様子がいまいち理解できない。


(…美味しいブレンドコーヒーかぁ。
ハムサンドも、気になるなぁ…。
今度の休みにちょっと行ってみよう、かな。)


他の喫茶店に行くことは、その店の味や雰囲気など、
色々と勉強になることが多い。
Café Rainでは食事は提供していないが、
きっと参考になることも多いだろう。
Aの頭の中には、
安室がイケメンだ、という由紀の話よりも、
喫茶店ポアロの情報だけが色濃く残ったのだった。

小さなメモ→←米花町の喫茶店_3



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作者名:white12 | 作成日時:2019年11月14日 21時

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