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見たくなかった光景_2 ページ47
すぐさま周囲の警官に女の子を預けようとするも、
「早く、向こうへ避難してください!」
と、現れた男性警官に肩を掴まれ、
葵は、無理やり倉庫から離れる方角へと連れていかれる。
『で、でも…!』
中にまだ…
という言葉とともに、警官を振り切ろうとする葵だが、
女の子を抱えていることもあり、
男の力には敵わない。
風見という警官の情報からか、
周囲にいた警官や爆発物処理班もまた、
倉庫から離れた方へ、避難しようとしていた。
倉庫の方へ顔を向けたまま、
無理やり移動させられる葵。
(松田さんは…?
さっきの、風見って人が…
誰かが…助けに行った?
誰ともすれ違わなかった、気がする…のは気のせい?)
少なくとも、倉庫から誰かが出てきた様子は、ない。
女の子を抱えたまま、
倉庫から遠ざかる中。
ドン、
という大きな音と、
煙とともに上がる火の手。
二度と見たくなかった光景を、
葵は、またも、その目に映したのだった。
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作者名:white12 | 作成日時:2019年7月5日 13時