検索窓
今日:26 hit、昨日:4 hit、合計:63,874 hit

警察の捜査_2 ページ36

その姿を目で追っていると、
2台の車がキーッと大きなブレーキ音を立てて、
コンテナ周辺に止まるのが見える。

降りてきたのは、
オレンジ色のスーツと帽子を身にまとった、中年男性。
そして、佐藤刑事と、松田、だった。

やや大きめのもう片方の車からは、
防護服を着た十数名の警官が降りてくる。

(爆発物処理班…)

爆弾を処理するため、
様々に配置につく警官たちによって、コンテナ周辺は一気に騒がしくなった。







警官が慌ただしく動くコンテナ周囲とは別方向。
葵は、先ほどの倉庫が気になっていた。

(ぬいぐるみ、って…)

ぎゅう、と締め付けられた感覚の残る頭に、
幼い頃、父親に買ってもらったぬいぐるみが浮かぶ。

父親のことを思い出し、
一瞬思考が乱れる葵だが、
大きく息を吐いて、冷静になる。

(ぬいぐるみ…

綺麗にリボンがかけられていた、
誰かへのプレゼント…?)

熊のぬいぐるみ、
シンプルに考えて、
プレゼント、するのなら、幼い女の子。

(プレゼント…

それとも、

供え、もの…)

出来ればここから離れるように、
と、先ほどの男から言われた言葉は、
葵にはもはや届いていない。


何かを思い出したように、
スマホで何やら検索を始める葵。

そして、その後、
誰かに電話をかけ始めた。

理不尽な復讐→←警察の捜査



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 松田陣平   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:white12 | 作成日時:2019年7月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。