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数日後―――
処方箋の窓口役を引き受けてくれた風がひだまりサロンを訪れる日を狙い、
律は“ひだまりサロン園芸クラブ”の顧問の件を
彼女に要請しようと覚悟を決めた。
というのも、
なぜか風は律に対しての風当たりが強い―――様に感じる。
元々誰に対しても素っ気無い印象はあったが、
日向や他の人達と比べても、
どこかツンとした態度が目に付く。
(嫌われたかな―――俺)
思い当たる節は……ないわけではない。
先日の処方箋事件の際も、
半ば強引に誘ってしまった経緯がある。
あの日向が風を推薦したからには、彼女に顧問を依頼したい。
かと言って負担を強いるような事はしたくない。
ひだまりサロンは、誰にとっても安らげる場所であって欲しい―――
それは、彼女にとっても居心地の良い場所でなければいけない。
どのように誘えば受けてくれるだろうか―――
あれこれと思索を巡らせながら、律は
いつも野菜を届けてくれる農家のおじさんから鍬を借り、
サロンの南東の土を耕していた。
体力には自信があった律だが、
土の開拓は思ったよりも重労働だ。
この辺りなら野菜や花も育つだろうと、
サロンに集まってくれるおじさん達からアドバイスを受けた場所に、
一畝作るのに１時間。
その隣に(柊木に車を出してもらって)買ってきたレンガを並べ、
花用の土を入れて花壇を作るのに２時間……。
あっという間に日は暮れ、週末の貴重な休みは終わってしまった。
(ぐぅぅ……腰が、痛い)
当日に筋肉痛が来るのは若い証拠だと自分に言い聞かせながら、
腫れた上腕と腰に冷湿布を貼り、
翌日医療センターの仕事に向かうと、
筋肉痛が出ること自体運動不足だと、柊木から至極真っ当な指摘を受けて撃沈する。
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その日の夕方―――。
仕事から帰ったサロンのテーブルに、
見知らぬ花が飾られている事に気が付いた。
サロンに来てくれているお母様方の誰かが置いてくれたのだろうか。
気に止めながらも、翌々日に仕事場から帰ると、
またもやサロンの中の花瓶が増えていた。
南側の窓から外を見ると、花壇に小さな花がひっそりと植えられている。
「んん？」
その翌々日も、
次の週も―――
遂には律が作った花壇の横に、いくつか可愛らしいプランターが並び、
花が植えられていたのだ。
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シオン(プロフ) - この囲碁の影の人は誰か凄く気になります。 (2022年9月27日 7時) (
レス) @page49 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 自分のキャラも登場させてくれてありがとごさいます。 (2022年9月19日 22時) (レス) @page38 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - 風を出演させて下さりありがとうございます！こんなにも早くサロンのお手伝いができるとは思わなかったのでとても嬉しく思います！風の態度や話し方、律さんへの接し方と日向くんへの接し方の温度差も私が希望通りです！ありがとうございます！ (2022年9月19日 16時) (レス) id: 64ca5697bb (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 律さん、風邪大丈夫になるのですか！心配です。 (2022年9月19日 8時) (レス) @page30 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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