extras…μ 青いバラ �� ページ21
―――過保護が過ぎるだろ！！
(―――僕｛アリア｝相手には、そんな風に笑って“可愛い”なんて言わないくせにさ…)
言われても―――困るのだけど…。
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３回のノックの後、ゆっくり開く扉に視線を移し、隼は答えた。
「―――…どうぞ？」
昼間に押し付けられた縫いぐるみを抱えたまま、アリア(アリス)は隼の部屋へと入る。
「まだ起きていたの？眠れない―――アリス？」
腰を落としアリアに視線を合わせると、優しい言葉と微笑みで、彼女の頭を撫でる。
流石のアリアも、良心がちくりと痛んだ。
部屋を覆いつくすプレゼント攻撃の後は、本を読んで聞かせようかとか、ご飯を食べさせてあげようかだとか…終いには風呂に一人で入れるかと言った過保護ぶり。
アリアは、「一人でできるから」と距離を取り、
与えられた自室に引きこもっていた。
自ら望んでこの家に来たというのに、流石にこれでは申し訳がない。
どうせ起きているだろうと予想を立て、アリアは隼の寝室を訪れた。
視線を逸らせるアリアをひょいと抱き上げ、縫いぐるみと共にベッドに寝かせると、隼は隣に座って頭を撫でる。
―――寝かしつけるつもりだろうか。
「一人だと、不安だったかな…――ごめんね」
(そうやって僕だけ寝かしつけて、自分はまた仕事をするつもりだろう……)
甘い声で囁いたって、一人で寝てはやらないんだから。
アリアは隼の腕をがっしりと掴んで離さない。
「一緒に寝てくれなきゃ…寝れない！お仕事は終わり！隼ももう寝るの！」
「？！―――……」
子供っぽく、演技して見せるアリア。
少しやりすぎたという自覚もある。
アリアの可愛い我儘に、一瞬驚いた顔を見せた隼だが、くすくすと笑い出す。
(笑うな……僕だって、恥ずかしいんだ。だけど、こうでもしなきゃ隼は寝ないだろう？)
「可愛いなぁ…。いいよ、一緒に寝る―――傍に居るよ」
アリアの肩まで布団を被せ、額と瞼にこれでもかという程キスを落とす隼。
布団の上からぽんぽんとあやされて、耳元で優しい声色で囁きかけて、
隼の香りが近くにあって、
瞳を開けられないくらい瞼にキスされて……
「大丈夫だから、心配しないで。―――眠るまでここにいるよ、アリ……」
こんなに簡単に、眠らされるなんて思わなかった。
心地の良い優しさに、
気が付けばアリアは隼の腕の中で寝落ちしまう―――。
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kohaku(プロフ) - 彩華さん» こちらこそ、過分な評価を有難うございます！！これからも、暁天の星をよろしくお願いいたします！ (2021年7月22日 13時) (
レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - kohakuさん» お褒めに預かり光栄です〜！神作者さんのkohaku様に褒めていただけるなんて…感激です(照)これからも「暁天の星」を応援しております〜！ (2021年7月21日 20時) (レス) id: d813620a14 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - 彩華さん» 隼とゼロ…どちらが彼女に甘々ですかね…？（笑）ずっと感じておりましたが、彩華さんのコメント上手過ぎません?!余韻を残して読者を惹きつける力が凄いですよね！！ (2021年7月21日 18時) (レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - レイレインさん» 有難うございます！異界の珈琲豆も優雅に淹れてみせるリージュさんですから!!IF世界でも皆様の喉を潤していると解釈しておりました! (2021年7月21日 18時) (レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 - 気遣いもできて、コーヒーまで淹れるのが上手なリージュさん…本当に素敵ですよね…そして、まさか"あの方"まで登場するとは…可愛い彼女に夢中なゼロさんも可愛らしいですね！ (2021年7月21日 14時) (レス) id: d813620a14 (このIDを非表示/違反報告)
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