Place 40 始まり �� ページ46
「生まれながらに“自由”なんかじゃないよ―――。貴女が影であるように、アマテラス様は太陽として、どんなに大変でも、苦しくても笑ってここに立っているんだ……俺達を守る為、夜にこっそり結界を貼り直し、人と人外の均衡が保たれるよう、1人で戦ってきた。」
『小童が―――』「理玖―――？」
「だから俺は、ここを離れたりしない。たとえ貴女に抗える力を持っていなくても…何の力もなくったって、俺達を守るために戦おうとするアマテラス様を、1人で立たせたりしない！」
一瞬目を見開く天照は、直ぐに、柔らかい笑みを浮かべた。
「神とは―――信じてくれる誰かの為に存在する者……
君が、私を信じてくれる限り―――私は消えはしない、ずっと立ち続けるよ―――」
―――だから力ないなど、言わないで…
君達の存在が―――私の在るべき理由。君達が、私の太陽なのだから。
私が守りたかった―――ここは、太陽(大切な者達)の住み処……
「理玖…その祓い刀に、君の思いを込めて？―――その刀は君…私は、理玖と共に戦うよ」
優しく微笑む天照に、理玖は祓い刀を握り締める。
どんな時も、天照(光)と共にある…だけどそれは、影が必要でないという意味じゃない
願う―――人と人外の共存…
光と闇の共存
闇から…影から…逃げたりしない
俺達は、共に在るべきなのだから。
「アマテラス様―――お願い……」
願いと想いを託した祓い刀を、理玖は天照に差し出した。理玖の想いを受け取ると、天照は再び影へと向き直る。
想い(霊力)の託された祓い刀に視線を向ける。
それは、優しい力だった。
―――理玖は優しいね．．．いつも黒い靄を…哀しみを、背負ってしまう。
その力はいつか君を呑み込んでしまい、苦しめてしまう―――そう、思っていたけれど
優しい君なら、もしかしたら、叶えてしまうかもしれない。
人と人外の共存も、光と影の共存も―――
「アマテラス様ッッ！！」
シェアハウスの中から、天照を呼ぶ、住人達の声。
振り向いたそこには、鈴花や白檀達人間と、茉莉やアリサ、光達人外が、共に祈りを捧げていた。
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kohaku(プロフ) - 深影/ミカゲさん» リクエスト、有難うございます！最終回後、七夕とクリスマスネタ、書かせて頂きますね！ (2021年2月21日 22時) (
レス) id: d6f223475b (このIDを非表示/違反報告)
深影/ミカゲ - 最終回…楽しみ過ぎます…！思わず見入っていました……リクエストさせて頂きます。季節ネタで、七夕とクリスマスをお願いしたいです！ (2021年2月21日 21時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - 名無しのチートさん» リクエスト、有難うございます！最終回後はリクエストに専念しようと思います！節分＆コロナネタ、書かせて頂きますね！ (2021年2月21日 21時) (レス) id: d6f223475b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのチート(プロフ) - kohakuさん» 最終回が楽しみですっ！(余りの凄さに鳥肌たちますた...！) 節分ネタとコロナネタが見てみたいです (2021年2月21日 21時) (レス) id: 221a08961c (このIDを非表示/違反報告)
名無しのチート(プロフ) - kohakuさん» 了解です！(*´∀｀) (2021年2月20日 22時) (レス) id: 221a08961c (このIDを非表示/違反報告)
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