前世警察官が【名探偵コナン】の世界に転生したら、いつの間にか原作の欠片もなかった案件！2

不穏な気配 ページ47

今日は平日の朝。
私は、いつも通りパトロールをしている。







というか…………幼女誘拐事件の犯人、雲隠れうますぎないか…？







なぜ警察官たちが捜索を続けて、
手がかりの一つも出ないんだ？

なにか裏を感じるな…。







それに…………なんだか胸騒ぎがするんだよね…。

というか……













んーー、やっぱり今日もか……。









誰かが私をつけてる。ここ最近、パトロール中の間、つまり１人でいる時はずっとだ。




しかし今日は一段と慎重だな……




いつもは、尾行されているって普通に分かるくらいなのに、今日は気配を全く感じさせないほど慎重に私をつけている。




まぁそれでも私は気付くけど……











ったく…どうして私を尾行するくせに何もしてこないんだ…？

それに今の私は幼女だから、前世みたいに犯人の逆恨みでもなさそうだし…………………ん？

幼女……？












＿＿＿＿＿＿＿＿まさかっ！


















モブ「……ん？路地裏に入っていったな……
ま、こっちとしては好都合だな。

だが、あの人から直々の仕事だ。
いくら相手がガキだろうと慎重にいかねぇと…。

なにより、あの人がただのガキを欲しがるわけがねぇしな…。きっと何か隠されてるにちげぇねぇ………」









そして男は、女の子が入っていった路地裏の中に入った。







そこには、先程まで尾行していた女の子が立っていた。








＿＿＿＿やはり、気付かれていたのか。









なんとなく予想はしていたが、目の前にいる女の子の幼女らしからぬ気迫を、実際に実感し思わず喉が鳴る。

コイツは、ただのガキじゃねぇ……………と。









そしてもう一つの思考が浮かび上がった。













＿＿＿＿＿＿＿＿ようやく見つけた。















『………ねぇおじさん。どうして私のこと、ずっと付け回したりするの？』





モブ「…ｸｸｯ…流石だな。俺の尾行に気付けれるやつなんて、大人でもそうそういねぇのに……」








『そんなことは聞いていない！
いいから私の質問に答えろ！』







モブ「……だがおかげで確信したぜ。

お前が俺たちが探し求めてた………














Aってことがなｯｯ!!」














男がそう言ったのを合図に、女の子の後ろから現れた野球のバットを持った男が







女の子めがけて大きく振りかざした。










〜次回へ続く〜

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