前世警察官が【名探偵コナン】の世界に転生したら、いつの間にか原作の欠片もなかった案件！2

聞くに堪えない…… ページ29

⚠ここから先は少しネタバレを含みますし、殺人系の怖い表現が苦手な方は見ないほうがいいかもしれません！


では本編へどうぞ！↓
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＿＿＿それは７時頃に起きた。












ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ…))









『ん…………』


まだ約１０分程度の浅かった眠りと、迷惑に感じるくらい聞こえてくる玄関からのチャイム音が原因で、私は眠りから目が覚めた。









まぁ…諸伏家の知り合いが来たのだろう……。



私はそう考え、もう一度眠ろうとした………が、その数秒後ぐらいに嫌な気配がした。







この客用の部屋は玄関まで遠いので、足が思うように動かない今の私にとっては結構辛いが、



＿念の為見るに越したことはないよね………。









そう思って、部屋の外に出た。
それと同時に、薄っすらと鉄の匂いがした………。









まずい…………どんどん嫌な予感がよぎる。
どうか、この予感は外れていて……!!!


そう思いながら携帯である所へ連絡を入れ、今出せる全速力を出し切ってニオイのする方へ向かった。















『………ｯ…』






＿＿＿＿あのときと、同じ感覚。






この部屋の奥から漂ってくる血の匂いにイヤな想像をしてしまい、思わず身を震わせた。



状況確認のために少し耳を澄ますと、鋭いもので柔らかい何かを刺している、そんな音が何度もした。









そして……時々聞こえてくる歌。
一度も聞いたことがない男の歌声が、部屋中に響き渡っていた。



「もおいいよ〜♪出ておいで〜♬」



と。甲高い作ったような猫なで声で、同じフリーズをリズムに乗せて繰り返し歌っている。









それが終わったと思ったら、また何かを刺している音が聞こえてくる。










そんな音を扉越しに聞いた私は、握力がないくせに、気付けば血が出るほど手を握りしめていた。








〜次回へ続く〜

地獄への鐘の音………→←は……

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