前世警察官が【名探偵コナン】の世界に転生したら、いつの間にか原作の欠片もなかった案件！

影は近くにいる ページ19

『あいむ、ばっく、なう！(I'm back now！)』［ただいま！帰ったよ！］





アルトゥール［……なぁ、明日お前は卒業式があるよな…］






『い、いぇちゅ…(Yes…)』[う、うん……]







アルトゥール[だよな……でも、お前が大学を卒業してしまったら、お金が支給され無くなる。それだけは…それだけは困るんだよ……]







何言ってるのこの人……貴方が特待生になれって言ったくせに…

特待生になれるほどの成績だったら、この大学だと一年で卒業することをリアム理事長が最初に言ってたじゃん！






え、やっぱこの人の頭理解できん……。








アルトゥール[そこでお父さん。名案を思いついちゃったんだよ…]







………。

絶対ろくでもないことでしょ。








アルトゥール[お前が明日、卒業式にいかなければいいんだよ!!

そうすれば、お前は卒業したことにならない！]






…へ？



そんなわけないやん！
いくら明日卒業式に行かなくったって、私は明日卒業できることは決まってるんだから!!






アルトゥール[だから今からすることも、全部俺らのためなんだ。お前も分かってくれるよな……?

親の幸せが、子供幸せ。そうだろ??少し痛いかもしれないが、大人しくしててくれ……いつも通りに、な？]







まずいかも…。
何か良からぬことを考えている気がする。





どうにかして、ここから逃げないと…!!!








っ!?……動かない!!

ど、どうして……体が!!言うことを効かないの!!








ヘレナ[どうでもいいけど、見えないところにしてよね。

顔は絶対にNGよ。………あの方たちに気づかれるわけにはいかないんだから。]






アルトゥール[分かってるさ。でも今の我々は、もうこれしか方法がないからな…]






二人が何を話しているのか全く理解できない……






そう考えながら、必死で体を動かそうとしていると、後ろから針に刺されるような痛みが来た瞬間、私は倒れた。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






？？「その報告が本当だとすると、やはりあの二人に任せたのは間違いだったようだね」



？？「えぇ、全くよ。私は端からあの二人組が気に入らなかったけど、今は気が狂っちゃうほど憎たらしく感じるわ。」




？？「では、○○○○○。先程話した通りに動けるかな？」





？？「もちろんOKよ、○○。」






〜次回へ続く〜

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