前世警察官が【名探偵コナン】の世界に転生したら、いつの間にか原作の欠片もなかった案件！

ゆっくりと近づいてくる影 ページ15

ヘレナ［やっと会えた!!ずっと会いたかったのよ、私の娘！］



アルトゥール［リアム理事長が、この子のことを紙で地域の人に配っていてくれなければ、私達は娘と二度と会えなかったかもしれません！

リアム理事長には本当に感謝しています。］




リアム［いえいえ、Aちゃんの為と考えたら全く苦ではありませんでしたから。お気になさらずに。］







ヘレナ［そ、それでリアム理事長…。Aは本当に天才なんですか…??］




リアム［えぇ！それはそれは類を見ないほど天才な子ですよ。お二人が良ければ、是非この大学に通ってほしいくらいです。］





アルトゥール［本当ですか!?リアム理事長が良ければ是非是非!!

あ、あの〜……ち、因みに今の年齢から通えますか…??」





リアム［えっ!?さすがに1歳児は……まぁ2歳児からなら、私の権限で許可は出せますよ。］




ヘレナ［えっ！？う、嘘じゃありませんよね!?］





リアム［驚くのも無理はありません。
確かに、こんなこと普通じゃありえませんからね。ですが、理由は簡単ですよ。

Aちゃんは、よくここの生徒達に答えを導く良いヒントを出してくれるんですよ。

それも、大学生でも解くのが難しい問題を！



2歳児からと言ったのは、頭脳は大学生レベル以上でも、字などはまだ書けないので2歳児からと申し上げました。］





アルトゥール［なるほど!!なら、2歳になったら通わせてもいいんですね!?］




リアム［……もちろん良いですが、Aちゃんの意志を聞いてからにしてあげてくださいね。］




アルトゥール［そ、そうですね…………］








……ん？今ほんの少しだけど、リアムさんからただならぬ気配が……





そう、この感覚はまるで殺気…






私の前では、いつもニコニコしてるイメージだったから知らなかった。










＿初めて理事長の裏の顔を見た気がした。









そして私の警察官としての嫌な感が当たっていたことをこのときの私はまだ知らない。








〜次回へ続く〜

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