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あめちゃんならあるで ページ37
「あぁ、アカン！
もう腹減り過ぎて…
腹減り過ぎて死にそうや！」
な…なにっ？
いきなり大倉くんが叫んだ。
真理佳とヤス君は慣れた様子だけど…
ビックリしたぁ…。
腕の時計を見てみると…
もう６時…？
勉強を始めてから
結構時間が経っていることにも驚く。
ヤス君も同じような顔してる…！
「ん〜。じゃあさ！
もう今日はキリ良く終わろっ！
そして、何か食べて帰ろっ！！」
真理佳が提案する。
「何でお前が仕切ってんねん」
「別に誰が仕切ったっていいでしょっ？
それとも、大倉は一人で帰る？」
「誰もそんなこと、言うてないやん。
…一緒に行くっちゅうねん」
「章ちゃんもAも、それでいいよね？」
「「うん、大丈夫」」
また…、ハモっちゃったね。
なんだか恥ずかしくて
ヤス君の方を見ると、
ふわふわと微笑んでくれた。
私も自然と笑顔になる。
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作者名：中塚スピカ | 作成日時：2015年11月10日 17時
