【刀剣乱舞】茶々様の愛刀で一期一振の妻、参る (ページ15)

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Ten ページ15

一期side

昨夜の行いが政府にバレてしまいましたか…

ですが問題はありません。私たちの作戦は成功するものですから…

私は主殿にAを出陣させないように頼もうと主殿の部屋に来た際、加州殿との話、そしてこんのすけとの会話を聞いた

そう思っていると部屋の襖がスパーンと開き、加州殿が出ていった

部屋からは主殿が困惑したような表情で報告書を読んでいる

一期「主殿、一期一振でございます。お話したいことがありまして参りました。入ってもよろしいでしょうか?」

璉「一期一振か?はいっていいぞ、どうした?」

私は部屋に入ると私は座った

璉「一期一振がここに来るのは珍しいな。どうした??」

一期「…先程の加州殿と話されていたAの出陣の件なのですが、Aを出陣させないでいただきたい」

その瞬間、主殿の反応が驚くくらいに飛び上がった

璉「いいいいいつからいたんだ…!!!?」

一期「加州殿が主殿の部屋に入っていくのを見まして…。私も主殿に用があったものですからその次に入ろうと部屋の外で待っておりました」

璉「一番最初からいたんだな…。それでなんで浅井一文字を出陣させちゃいけねぇのか?」

一期「…ここからは私の我儘なのですが、Aに歴史修正主義者の血を浴びせたくないのです…。」

璉「……弟たちは浴びてもいいのか…??」

一期「…弟達は男ゆえ、覚悟はできているでしょう。しかしAは女。女が戦場で血を浴びるなど…。それに…Aにもしもの事があったらと思いますと…」

…もしAが中傷…重症…最悪の場合折れてしまったら…

私は…私ではいられなくなり…

闇堕ちしてしまうやもしれない…

璉「ならば今日だけ許してやってはくれないか?その後はお前が言っていたように出陣はさせない…。浅井一文字も女といえど刀剣なのには変わりないのだからな」

一期「ありがとうございます!!」

主殿が仲間思いでよかった

そろそろ五虎退や秋田を起こさないといけない時間になりそうですな

一期「それでは弟達を起こしに行ってまいりますゆえ失礼致します」

璉「最後に聞く。お前は昨日の夜何をしていた…??」

一期「……弟達を寝かせた後、桜の樹の下にいて、Aがこちらを見つめておりましたので、部屋に連れていきましたが…」

疑われているのですな

事実を半分隠し、伝えてみる

主殿は神妙な顔をしていた

璉「そ、そうか。疑って悪かったな」

一期「いえ、それでは失礼致します」

私は粟田口部屋に戻っていった