37.冬季限定 ページ37
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「冬って⋯恋の季節？」
樹「どしたのお前」
「どうせどっちつかずな女ですよ、私は」
樹「は？いや、何も言ってねえから」
苦行の鍋パを乗り越えた週明け、ダラダラと机にもたれかかっている私。と、頬杖をつく樹。
結局あの日はあのまま何事もなくめぐ、⋯蓮くんと一緒に帰ったわけなんだけど
樹「どうだったの？目黒と」
「その名前は出すな」
樹「え、何、やっぱなんかあった？」
「やっぱってなによ！あーもう私に何も聞くな！一切！全くもって何もネタはない！」
樹「え⋯壊れた」
樹が引いた目で私を見ている。
正直言うと、ドキドキしたんだ、蓮くんに。
私は間違いなく北斗が好きなはずで、蓮くんにはきっと恋愛感情なんか持ち合わせているはずがなくて。
それなのに、しちゃったんだよ。
ドキドキ。
樹「聞くなって顔に書いてあるからこれ以上聞かねえけど、あいつのことはどうすんだよ」
「あいつって、」
�� 北斗 �瓩修量樵阿鮓�にしようとした瞬間、私と樹が挟んで話している机の上にドサッ、と
コンビニのビニール袋が置かれた。
樹「うわ、びっくりした⋯なに北斗」
北「一昨日のお礼。騒いで樹んち散らかしたから」
いきなり入ってきた北斗にびっくりして、一瞬マジで体が固まった。
お礼、と言いながら机に置かれた袋の中身は
お菓子やらジュースやらヨーグルトやら、コンビニでテキトーに買ってきたような品物たち。
冬季限定のチョコレートなんかも透けて見える。
⋯騒いだのも樹んちを散らかしたのも、北斗ではないような気がするんだけど。
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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！拗らせ北斗くん大好きです！続き楽しみにお待ちしてます！ (11月21日 13時) (
レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年11月26日 22時
