27.シャーベットランド ページ27
.
深「なぁ〜ゲームしたい」
渡「いいねー、そろそろ暇だし」
樹「え、Switchやる？」
北「樹、お手洗い借りる」
樹「おー、いってら」
わちゃわちゃと騒ぎながらあっという間に鍋を空にしたと思ったら、今度はゲームをやりたいと言い出した奴ら。
大我なんてもう満腹で寝転がってるじゃん。
仮にも人んちだよ？ここ。
樹「待って今繋ぐ」
目「わ、プロコンだ」
樹「いいべこれ」
「何やるの？⋯え、マリカー？」
渡「冬だからコースはシャーベットランドがいい！」
何をやるかなんて誰にも聞かずに、勝手にマリカーのソフトを入れてカチャカチャと操作しだした樹。
誰も文句を言わずに、その画面をじーっと見つめている。
目「これ片付けちゃってもいい？」
渡「うん、いいよー」
「あ、私も手伝うよ」
樹「あ、台所に置いとくだけでいいよ！ありがと」
ゲームの画面に夢中になっている連中は放っておいて、1人で片付けようとする目黒くんを手伝うことにした。
気まずいとか関係なく、片付けは一応礼儀としてやっておきたいから、さ。
だけどなるべく早く終わらせたいから、スピード勝負で皆の食器を台所に運ぶ。
目「なんでそんなに急いでるの？笑」
「え、いや、別に⋯マリカー早くやりたいなって、」
目「へえ〜、ゲーム好きなんだ」
「んー、まあ人並に⋯？」
マリカーを早くやりたいからって誤魔化してみたけど、上手く誤魔化せたかはわからない。
目黒くんって、鋭いのか鈍いのかすらまだ私には読めないし。
目「Aさん、ヨッシーに似てるよね」
「え、私今ディスられてる？」
目「ん？褒めてる」
少し悪戯そうに笑った目黒くんを見て私も思わず笑みがこぼれた。
ドアが開く音がして見てみると、トイレから戻ってきた北斗とばっちり目が合ってしまって、一瞬だけ固まった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1360人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！拗らせ北斗くん大好きです！続き楽しみにお待ちしてます！ (11月21日 13時) (
レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫野
| 作成日時：2022年11月26日 22時
