25.白菜 ページ25
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目「俺も手伝うよ」
「え"っ、」
渡「うわーさすがめめ」
深「こういうとこがモテる奴と俺らの違いなんだよな〜」
どういうわけか、目黒くんがすくっと立ち上がって手を洗い始めた。本当にやる気だ、この人。
黙々と白菜を切っている北斗は、今どんな表情をしているんだろう。
目黒くんは、いつものようなポーカーフェイスで。
⋯いったい何を考えているのかはわからない。
⋯ただ、ひとつだけ確信して言えることは。
京「樹何震えてんの？」
渡「寒すぎて震えてる？」
樹「いや、うん⋯そう。ｸｸｯ」
田中樹という男が、この状況を死ぬほど面白がっているということ。
あいつほんと、ぶちのめしてやろうかな。もやしの代わりにキムチ鍋に入れてやろうか？
北「A、手止まってる」
「え、あ、ごめん」
北「よそ見してると怪我すんぞ」
心配なのか、嫌味なのか、はたまた何の意味も込めていないのか。
冷たいようで、優しいような。そんな口調で。
気が付けば私は真剣にエノキを切っている目黒くんと、器用に豆腐に包丁を入れる北斗に見惚れていた。
渡「Aーまだぁ？」
「うるさいあんたもやれ」
樹「ダメだよA、しょっぴーにやらせたら全部みじん切りになっちゃうから」
渡「は、お前バカにすんなよ。俺みじん切りできねぇし」
京「え、そっち！？www」
ガヤ班がなんだか盛り上がっているのを尻目に一旦手を洗おうと水を出したら、腕まくりした袖がずり落ちそうになった。
「あっ、」
やばい濡れちゃう、って思ったのに、
松「だからよそ見すんなって」
私の袖は北斗の綺麗な手によって濡れずに済んでいた。
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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！拗らせ北斗くん大好きです！続き楽しみにお待ちしてます！ (11月21日 13時) (
レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年11月26日 22時
