16.木枯らし ページ16
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こんな時に限って、何かアクションは起こるもので。
先生「Aこれ頼むなー」
「先生私のこと男だと思ってる？」
先生「田中に手伝って貰ってもいいから」
音がつきそうなほどのウインクをかましてどこかへ立ち去った担任。
今日は日直が当たって、担任に教材運びを命じられてしまった。
樹に手伝って貰いたい気持ちは山々だけど⋯この間私樹のこと見捨てて帰ったしな。
「しょうがない⋯1人で運ぶか」
幸い(？)にも、何往復かすれば1人で運ぶのが無理ではない量。
かよわい私には若干重荷だけど、しゃーない、ここはひとつ頼まれてやるか。
教室から資料室へ行くには渡り廊下を通らなきゃいけないんだけど、放課後だから人もいないし特に不都合はないと思う。
木枯らしが吹いてすこーし肌寒いけど。
「おっも⋯」
マジであほだな、あの担任。これ普通日直だからって女子に頼む仕事じゃないぞ。間違っても私以外の女子には頼むなよ。
なんて思いながら、2往復目の復路で渡り廊下を通ろうとした時だった。
女子「私、ずっと松村くんが好きでした、！もしよければ⋯私と付き合ってください、」
北「ごめん、俺好きな人いるから」
告白の現場に、しかも告白されてる相手が元カレっていう最高に気まずいシチュエーションに立ち会ってしまった。
幸い、渡り廊下にさしかかりそうなところだったから、咄嗟に身を潜めた私は見えていないはず。⋯女子からは。
よりにもよって、見られたくない方に見られてしまうなんて、
今日の私は最高に運が悪い。
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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！拗らせ北斗くん大好きです！続き楽しみにお待ちしてます！ (11月21日 13時) (
レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年11月26日 22時
