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「そう言えば
今度来るインターンの子
Aと同じ大学なんだって」
仕事を終えてから
約束通り
大野さんと食事をしていた
「そうなんですか」
好きな人と一緒にいると幸せな気持ちになる
なのに
たまに寂しくなる
この人の奥さんが家で
大野主任の帰りを待っているかと思うと
それを承知で一緒にいてもらっているのに
そう考えてしまうと少し胸が痛い
.
「どーしたの？」
なんてことを考えていたら
大野さんが心配そうに私を覗き込む
「っいいえ
なんでもありません
きっと
その子がエスカレーターだったら
いい所のお子さんなんだろうなって
思ってました」
「そっか
K大だもんね
Aは？」
「私は大学からなので雑草ですよ」
「ふふっ
雑草だとしても
すごく綺麗だよ」
「もー
からかうの
やめて下さい」
こういうセリフをサラリと言うから
照れて俯いてしまう
「んふふ
そろそろ行こうか？」
きゅっと
手を握られた
これが
2人の合図
「はい」
.
.
「大野主任
時間大丈夫ですか？」
もうすぐ23時になる
ベッドの脇で
タバコを吸っている大野主任に声をかけた
「今はそんなこと言わないで
それに
名前で呼んでよ」
「え...
でも...」
「敬語もダメ
じゃないと
もう一回するよ？」
大野主任は
ずいっと
私に近づき
うなじにキスをする
「んっ」
思わず声を上げてしまうと
「ずりぃ
小悪魔め」
「えぇ？」
大野主任がオスの目になり
呼吸する間もなく
キスを沢山くれ
そのままベッドに組み敷かれる
「もう一回」
一瞬目を合わせて
そう言うと
すぐに首すじに舌を這わせる
.
「好きだよ...」
「...私も」
「名前呼んで」
「...さ...」
「さと...し...さん...」
「ん
いいこ」
「っ」
それがスイッチになったのか
激しく私を求める
「Aっ...」
私の名前を切羽詰まった顔をして呼ぶ
「っ智さんっ...」
この時が
ずっと続けばいいのに...
こみ上げてくる涙を必死にこらえ
智さんにしがみついた
.
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ことら(プロフ) - コメントありがとうございますm(__)mとても励みになりました！頑張ります。 (2020年1月26日 20時) (
レス) id: 3fdd75fac9 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 色々と複雑な気持ちの中で書き続けてくれてありがとう。私は潤担なので比べ物にならないけど心中お察し致します。辛い時は休んでいいです。ゆっくりでも最後まで更新して頂けると嬉しいです。 (2020年1月26日 11時) (レス) id: 70b1e6f34a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことら | 作成日時：2019年12月5日 7時
