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ズンズンとやってくる姫カットの好中球さん｡ふむ、2048番さんというのか｡……自分で髪型整えてるのかな?
私たちの前までやってきた好中球さんが4989番さんと2626番さんに向かって言った｡
｢何で赤血球、しかも女の子を男2人で囲んでんだ!｣
睨むように2人を見る彼に、誤解を解くべく私は口を開いた｡
｢あの、違うんです｡腰が抜かしてたところを助けてもらって……｣
｢……え｣
｢私が勝手にマシンガントークしてただけなんです｣
なんかすみません、と言葉を添えて伝えた｡
彼はびっくりしたような、でもどこか安心したような表情を浮かべてこっちを見ている｡
そこにニヤニヤした4989番さんと2626番さんが彼の肩に手を乗せて言った｡
｢なあに、2048番?羨ましかったのー?｣
｢俺らが3010番ちゃんとお友達になっちゃって寂しかったのかなー?｣
｢ちっげーよ!お前らがこの子に絡んでるのかと思ったんだよ!｣
｢やっだー、俺たち信用なーい｣
｢2048番、ひどーい｣
完全に悪ふざけが始まったな、助けてくれようとしてただけのに｡
でもそれより気になることがあって、私は思わず尋ねてしまった｡
｢友達って、私とですか?｣
彼らはキョトンとした顔で私の方を見た｡
まるで私がおかしなことを言ったとでもいうように｡
｢違うの?俺たちと友達は嫌?｣
4989番さんが首をかしげて聞いてくるから、私は慌てて首を横に振った｡
｢嫌なわけないです、むしろ大歓迎ですけど｡私なんかでいいんですか?｣
ミヤちゃんみたいにいい子じゃないのに｡
｢何言ってんの、いいに決まってんじゃん｣
｢私なんかなんて言わないでよ｡俺たち怖がらない子は珍しいんだよ?｣
騒動に巻きこまれてツイてないって思ったけど、違った｡
よかった、話しかけて｡
そう思わずにはいられない｡
｢よろしくお願いします｡4989番さんと2626番さん、2048番さんも｣
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2019年9月19日 17時
