馬鹿と天才は紙一重

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結構色んな人と話した。
そして解散って言われて残ったのが邦さんとマサさんと石川祐希。

たくさん話した晶大くんとか健太郎くんは
眠そうな顔をしながらお先〜と部屋へ戻って行った。


柳田「じゃあ、A。今までのこと離してもらおうか」


いや、まじか。
そう来ると思ったけど、思ったけどさ！



「俺が施設出身なのは知ってます？
ネグレクトの挙句、家を出てった両親から助けられて
桜井学園っていう養護施設に入りました。

んで、慰問？みたいな形で邦さんと出会って
何をするにもやる気もない俺にバレー教えてくれたんです。
そっから推薦の奨学金で東洋へ進んでバレーしてた。

17歳の11月、養子縁組で新しい両親ができたんです。
その父親の仕事の影響でイタリアへ行きました。」



そんな感じっすかねー
と暗めな雰囲気を飛ばすように笑うと



石川「……ネグレクト…」



と呟いて暗い表情を浮かべる石川祐希。



「大丈夫やから安心してな」


柳田「関西弁になった？」


「あー新しい父さんが関西の人で。
なんか移ったかも笑」


柳田「そういう事ね。
で、バレーは今どうしてんの？」



いや、マサさん！さっき言ったよね
みんなの前での邦さんの紹介の時に。

ちゃんと聞いててよーー

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