馬鹿と天才は紙一重 (ページ16)

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今シーズン、セリエAでトレンティーノは優勝を逃した。

俺が集めた情報は確実にチームに必要、ってことが分かった。

そして俺は、イタリア代表アナリストに就任し、
毎日忙しくデータ収集や分析の日々。

集まった情報や分析達は選手へ伝達して、どうすれば勝てるか
それをまた研究して分析する。

2015年、W杯は日本で開催される。

どうせなら優勝したいな。

イタリア代表ではベテラン勢を中心にチーム作りが行われて
俺もモネのおかげでチームに馴染めた。

モネ以外、みんな年上。まさかの同い年もいない。

そんなんがアナリストって大丈夫かよ
って自分でも思うけど、俺が負けちゃいけない。

ルカ「ヤークモ！！俺のスパイクどう？？」

「クロスに打つのが多い。
だからたまーにストレートいくのもあり！」

ルカ「ブロックつかないか？」

「大丈夫。ルカは高さあるから。」

こんな感じで意見を求められたらiPadを見ながら
選手の基本情報とバレー情報、体調とかを加味しながらアドバイス。

iPadに入ってるのが基本情報とか。

ノートに走り書きしてあるのがゲームとか
見てて気づいたこととか分析とか。

この2つ盗まれたらイタリアは勝てない。

何より怖いのはこの2つの管理。