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運転手「2,800円です」
「お釣りは大丈夫です。ありがとうございました」
運「お気をつけて」
タクシーであっという間に家の近くまで到着。
でもバレちゃいけないから、マンションからは少し離れたところで降りた。
もう10月も半ば。
少し肌寒くなった夜の空気を感じながら、家に向かって歩き始める。
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人通りの少ない道。
マンションのエントランスまであと数歩のところで、ふと足が止まった。
なんだろう…… 足に力が入らない……
そう思ってるうちに、どんどん額から溢れてくる冷や汗。
呼吸が浅くなって、うまく息が吸えなくなった。
と同時に襲ってくる、いつもよりずっと大きな目眩。
立ってられなくなって、思わずその場にしゃがみ込む。
地面についた手は、自分でも驚くほど震えてた。
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やばい……
そう思って、震える手で携帯を取り出す。
視界がぐらぐらと揺れて画面が上手く見えない中、着信履歴の一番上の番号を押した。
出て来たのは、聴き慣れた声。
マ『もしもし、A？大丈夫？ちゃんと帰れた？』
「…………さのさん、……たすけて、」
マ『A？どうしたの？今どこにいるの？！』
「……いえの、……まえ、……っ、」
マ『分かった、……すぐ行くから！』
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そのあとの事は、あんまりよく覚えてない。
気付いたら、寒くて凍えた身体が誰かに抱きしめられてた。
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�� A、分かる？もう大丈夫だからね ��
そう言いながら私の背中をさする微かな手の温もり。
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……おかあ、さん？
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薄れていく意識の中。
その優しい声だけは、ハッキリと耳に届いていた。
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まさな(プロフ) - 900票いきましたね！これかも応援してます！（他人感） (2020年1月13日 21時) (
レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
まさな(プロフ) - ぽんちゃーん！夜中はコメントありがとー！今更だけど800票おめでと！私900票いったときも、1000票いったときも！コメントするからねー！愛届ける！暇があったらボードとかでお話ししようね！私の中では親友だよ〜＼(^^)／ (2020年1月5日 18時) (レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーと - 更新楽しみにしてました！大毅くん、神ですね！感動して涙出てきました。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 23時) (レス) id: a242d67239 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - うわあああああ、大毅くん、最高です、ありがとうございます(；ω；)！！ (2020年1月4日 14時) (レス) id: 06910a2f85 (このIDを非表示/違反報告)
まさな(プロフ) - すご、700票嬉しすぎてヤバイー！1000票まで突っ走れー！ (2020年1月4日 0時) (レス) id: 709458c7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2019年12月28日 23時
