尋問_3 ページ19
「…数日前の狙撃事件をご存知ですよね。
あの日、BAR Adler近くで、
彼女と会っていたんじゃないですか？」
(…やはり、防犯カメラの情報は知っている、か)
「…知りませんよ。
先ほど捜査一課の刑事さんにも、なぜ近くにいたのか色々聞かれましたけど、
たまたま気になっていた店だからですよ」
表情を変えず笹木は答えた。
「...そうですか。
詳しい理由はお話出来ませんが、
我々は彼女を保護するために、その居場所を探しています。」
(保護？公安に保護される対象になっているのか…。
片桐さんは、何を追ってるんだ…)
「もし、居場所を知っているなら、
隠すと貴方の為に、ならないと思いますよ」
脅しのような風見の言葉に、
笹木は、小さな侮蔑を含んだ眼差しを向けた。
「本当に知りませんよ。
もし、何か気づいたことがあれば報告しますので。
もう、業務に戻っても良いでしょうか。」
淡々とした口調でそう言い残し、
部屋を去った笹木は、
階下へ戻るエレベーター内で長い溜息をついた。
自身が思っていた以上に、
Aが危ない状況に置かれているのだということを痛感し、
苦しそうな表情を浮かべた。
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white12(プロフ) - さちさん» >さち様 とても嬉しいコメントありがとうございます！大変励みになります。更新にはややムラがあり申し訳ないですが、これからもご愛読頂けたら嬉しいです！ (2019年7月23日 8時) (
レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年7月23日 2時) (レス) id: 546dffdabd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white12
| 作成日時：2019年7月21日 10時
