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告白_2 ページ2

これ…と小さく真人が差し出したのは,リボンが付けられた可愛らしい袋だった。
半透明で,中に金属状の何かが入っているのが分かる。

『え?これ…?』

「…今になって、ごめん。
でも、渡さなきゃって、思ったから。」

『私に?』

息を整えた真人から告げられたのは,葵にとっては少々酷な内容だった。


それは,隼人から葵へのプレゼントだったそうだ。
葵の誕生日である2月19日に,渡すために買っていたそうだ。
偶然,机の引き出しに入れようとしているところを真人が見つけ,
彼女へのプレゼントか,などと色々いじった挙句,隼人が話してくれたそうだ。


しかし,それを渡すことは叶わなかった。
なぜなら,あの事件に巻き込まれ、
そして、その後、この世を去ってしまったから。

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作者名:white12 | 作成日時:2019年7月1日 21時

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