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ruside
美味しそうにちゅるちゅるとナポリタンを食べるA君
『ん?一口食うか?』
じっと見つめてたらそう言われ、どきっとする
え、間接キス…。
『要らん?』
「要ります!!」
くすくすと笑いながらナポリタンを口元まで運んでくれる
ぱくり。
「んまっ!!」
『美味いよなぁ。あ、ソース付いとる笑』
「えぇ、どこ?」
ぐっとA君の顔が近付く。
もしかしてちゅー!?
目を閉じるとごしごしと拭かれる感覚がした
なぁんだ、ちゅーじゃないのか
まぁ、付き合ってないもんね
『何でそんなしょんぼりしとん笑』
『自分で拭きたかったか?』なんてケラケラ笑うA君
「違うもん…。」
涙が込み上げてくる
片想いってこんなに辛いんだ…。
「お、俺、A君が好きなんですよ!!鈍感な先輩ですね!!」
半ばキレながら涙が溢れない様に言う
『ラウールが俺を…?』
「そうですけど!!」
申し訳無さそうに目を伏せるA君
そんな顔させるつもりではなかったのに…。
「ごめんなさい、迷惑ですよね…。」
堪えきれず涙がぽろぽろと溢れる。
『ラウール。』
優しく声を掛けられる。
『今まで恋愛しなかったから、俺には好きって感情があまり分かんない。』
『だからさ。』と俺の目を見つめるA君
『これから本気で俺のこと堕として?』
口角を上げ、明らかにこの状況を楽しんでいる。
「んも、わかった。覚悟しろぉっ!!」
『んふ、楽しみや。』
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虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ!(プロフ) - 恵美さん» 今気づきました、すみません。面白いと言って頂けて嬉しいです!更新が遅くなってしまいますがこれからも宜しくお願い致します。 (1月29日 15時) (レス) @page23 id: 1abf67a7a1 (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - 面白くて2週してしまいました!次の更新も楽しみにしています^ ^ (1月17日 20時) (レス) id: 0a1f78866d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ! | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/white07121/
作成日時:2024年1月6日 1時