｢俺特製のおまじない｣by きんとき ページ2
｢いたた……｣
『あ、どうしたって、ちょっ、膝から血出てるじゃん！』
｢まぁね……(苦笑)｣
『痛いだろ、これ……何したらそうなったんだよ、』
｢木に登った笑｣
『はぁっ！？理由も無く木に登るはずないし、そういう時は俺を呼んでくれよ……』
はぁっ……とため息をするきんとき。そりゃそうだよね、こんな怪我して、本当にきんとき呼べば良かったし、また迷惑かけちゃったし……申し訳ないな、
子供の風船を取ってあげるために木に登ったんだけど、登ったはいいものの降り方知らなくて恐る恐る降りたはいいけど、結局落ちちゃったし……
もうちょっとドジ直らないかな、そしたらこんな迷惑かからないんだけど……
『Aの事でため息ついたんじゃないから。』
｢え、｣
『はい、図星〜、そうだろうなって思ったんだよな〜……』
｢だって、きんときがため息つく理由が見当たらないもん……、｣
『あのな、俺はAの彼氏なのに、Aが無理して傷つくって、俺って頼れないのかな〜って、弱いよな〜俺、頼りない？そんなに、人並みに力はあるつもりなんだけど。』
全然そんな事ない。それは、きんときに頼りっぱなしな自分がいるから。辛い時は傍にいてくれて、楽しい時はきんときがいると2倍になって、分からない事は一緒に考えてくれて、きんときは私の事を1番に考えてくれてる。こんな完璧な人、私が知る中で他にいない。
｢違う、きんときに無理して欲しくないから！頼れるけど、自分で頑張ろうって。｣
『そっか〜、Aなりに気を使ってくれたんだな？ありがとうな！』
そういうときんときは私の頭をポンポンしてくれた。
突然の事と、眩しいきんときの笑顔で私の顔はトマトみたいに真っ赤になった。
『照れてる笑ってか、それは嬉しいんだけど〜、彼氏の俺はやっぱ、頼ってくれる事をちょっと願ってるっていうか、そっちのほうが俺は、嬉しいかな、笑』
｢じゃあ、無理しない程度に頼ります……｣
『はいよ！笑』
その後、すぐにきんときが消毒をしてくれて、今、絆創膏を貼ってくれている。
『俺特製のおまじない』
と言ってくれたから、この傷はきっとすぐに治るはずだ。
『無理すんなよ！俺がいるんだから。』
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希梨流 - はなさん» いえいえ！こんなのでいいなら良かったです！書いてて楽しかったので、こちらこそありがとうございました！ (2019年1月10日 20時) (
レス) id: 77748b115b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 希梨流さん» 最高です！ありがとうございます！ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 096d146c46 (このIDを非表示/違反報告)
希梨流 - はなさん» リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきます！ (2019年1月8日 18時) (レス) id: 77748b115b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - リクエストいいですか？セリフは「なんでそんなに俺の気持ちに気づいてくれないの？」で、テーマは恋人なのに全く周りを彼を気にしない彼女に嫉妬する(ん？日本語変？)っていう感じが良いです！きりやんさんに言われたいです… (2019年1月6日 21時) (レス) id: 096d146c46 (このIDを非表示/違反報告)
希梨流 - はなさん» コメントありがとうございます！そんな事ないですよ、恐縮です…… (2019年1月4日 19時) (レス) id: 77748b115b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希梨流 | 作成日時：2018年12月23日 21時
