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〜A〜
「ここは……?」
目が覚めると居酒屋でないことだけはハッキリと分かった
まして自分の家でもない
必死に昨日のことを思いだそうとするも、お酒の飲みすぎで記憶が定かではない
とりあえずシャワー浴びよ
ラッキーなことに二日酔いにはなってない
浴室はこっちか
降谷「Aさん。起きてますか」
部屋の外で呼ばれている
扉を開けた先にいたのは3人で、その手にはコンビニで買ってきたであろう袋が持たれていた
「ここどこですか?」
知ってそうだから、聞いてみた
降谷「居酒屋近くのホテルです。本当はAさんの家に送り届けたかったのですが、女性の部屋に無断で入るのはいかがなものかと思いまして」
「それじゃ皆さんは廊下で寝てたんですか?」
景光「ははは、まさか。虚しく男3人で一部屋だよ」
ガタイのいい成人男性があの小さなベッドで夜を明かした
体痛そう
景光「時間まだあるよね。適当に買ってきたから食べよ」
「お金払います」
景光「いいよいいよ。気にしないで」
「諸伏さんって良い人ですね。いつも優しいですし」
降谷「ヒロの株だけ上がってる気がするな」
赤井「好感を持ちやすいからな。彼は」
朝ご飯を食べながら昨日の飲み比べ勝負がどうなったのかを聞いた
「誰が勝ったんですか」
赤井「俺だ」
降谷「僕です」
景光「俺だよ」
「誰ですか」
赤井「そういうジョークが日本では流行っているのか?」
降谷「はぁぁ!?それはこっちのセリフです。飲みすぎて記憶なくなったんですか」
景光「それでねAちゃん。俺の命令なんだけど」
降谷「ちょっと待てヒロ。どうして君が優勝したみたいになってるんだ?」
赤井「よくもまぁ、堂々と嘘がつけるものだな」
私は蚊帳の外に追いやられた
おにぎりを食べながら経過を見守る
結局、誰が勝ったのか分からないまま時間だけが過ぎていき、このままここにいても遅刻するからホテル代だけ置いて先に出ることにした
替えの服は事務所に置いてあるから、それに着替えよう
あの3人は良い人に分類されるんだろうけど、我が強い
個性と言われたらそれまでだけど、もう少し自重してくれないかな
しまった。何の容疑で私が疑われているか聞くの忘れた
降谷「あれ。Aさんは?」
景光「仕事に行ったんじゃないかな。もう時間だし」
赤井「金まで置いて行くとは」
3人『(まぁこれで、また会いに行く理由が出来た)』
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まゆ(プロフ) - うさ銀木犀さん» コメントありがとうございます!最近は更新できてないのに、コメント頂けるなんて嬉しいです! (1月5日 13時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
うさ銀木犀(プロフ) - 好きです!応援してます!! (1月5日 13時) (レス) id: 76f490ab18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2023年5月1日 7時