3種のウイスキーは、混ぜるな危険 (ページ4)

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〜A〜

で、何でそんな人達が私に告白してくるの？

まさか私、知らない間に事件の容疑者になってたとか！？

何その面白展開

身の回りで事件あったかな

3人『(百面相、可愛いな)』

捜査状況は教えられない規則だから私が聞いても教えてくれないよね

酔わせたらいけるかな……？

幸い、ここには大量のアルコールがある

｢ただ飲むのもつまらないですし、飲み比べしませんか｣

安室｢いいですよ。一番の人には景品でも付けますか｣

景光｢ベタに一人ずつ、命令出来るってのは｣

赤井｢飲む酒も同じほうが公平だな｣

すごい乗り気

制限時間は30分

私が飲んでるサワーの飲み比べとなった

スマホのタイマーをセットした

注文する時間を省くために、先にサワーを頼むけど、テーブルがとんでもないことになった

大量注文すればこうなるよね

景光｢顔に似合わず豪酒だね｣

｢それ同僚にも言われました。お酒に強い人っていっぱいいますよね｣

景光｢いるだろうね。その逆で弱い人とかも｣

同じ味って途中から飽きてくる

何の拷問受けてるんだろ

ブドウ。ブドウ飲みたい

10杯目を超えると視界がボヤけてくる

いつもよりハイペースだから酔いが回ってきた

赤井｢おい。だいじょ……。ふ、何だA。俺に介抱して欲しいのか｣

安室｢だからAさんに触るな！！｣

赤井｢俺に寄りかかるということは、そういうことだろう？｣

安室｢はぁぁ！？お前が！隣りにいるからであって、僕がそこに座っててもAさんは体を預けてくれる。つまり！！誰でもいいんだよ。自惚れるな｣

景光｢Aちゃん。冷たい水飲む？｣

｢いえ……｣

私が先に酔ってどうする

事件(関わってるかもしれない)のこと聞き出さなきゃいけないんだから

何としてでも潰れない程度に酔わさなければ

安室｢Aさん。無理は禁物ですよ｣

同じペースで飲んでるのに3人はずっと涼しい顔

赤井｢これはもう無理だな｣

景光｢寝かせてあげよう｣

赤井｢俺達だけで勝負続けるのか｣

安室｢当然ですよ。命令する権限がかかってるんですから｣

景光｢ゼロと赤井はさ。Aちゃんにどんな命令するの｣

赤井｢おそらく2人と同じだな｣

安室｢右に同じ｣

景光｢じゃあ何としてでも勝たなくちゃだね｣

うっすらとした意識の中で視界には天井しか映らなくて、3人だけで勝負が続行されるような会話だけはしっかり聞こえた