その拾壱 昔噺 ページ13
「Aは凄いな。不思議な力を持っていて」
「そうかしら?でも、私桔梗の様に物作りが出来ないわ。力は一人ひとりに宿るものなのよ」
私には動物の気持ちが分かった
動物達は人間が分からない事を教えてくれる
そのおかげで何度も救われた事があった
「Aのそうゆうところが俺は好きだよ」
突然の好きという発言にダルマの様に赤くなる
恥ずかしいと桔梗を軽く叩く
すまないと反省がない桔梗
「それにしても今日もいい天気だなあ」
「そうねぇ。でも私は肌が弱いからアンタと同じ陽の元に入れないのが悔しい。」
昔から、肌が弱く陽の元に長くは入れなかった
傘は物作りが得意な桔梗お手製のものだった
桔梗が作ってくれた傘を雨の日じゃなくても使える
だが、桔梗と同じ陽の元にはいけない
__もどかしい!
んんんー!と獣のような唸りを上げる
「別に陽の元に入れなくてもいいだろう」
「一緒に入れれば嵐だろうと雨だろうと俺は嬉しい
よ」
「でも、死ぬ時は陽の元で死にたいな。Aと」
「俺はお天道様の暖かい光が好きだよ」
「朽ちる時まで一緒にいてくれるか?」
「えぇ必ず。」
「でも、もしも貴方が先に死んだならちゃんと私を待っててよね」
「あぁ。その時は迎えに行くよ」
206人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わか(プロフ) - あさん» こちらにもコメントありがとうございます!ゆる〜く作っていこうと思います笑 (2019年10月25日 18時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 心無しの唄からきました、とても良かったです(;_;)是非色んな作品を書いてください、楽しみにしています。 (2019年10月24日 21時) (レス) id: 87b58a18e6 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - なーいすぅんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます! (2019年8月18日 17時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
なーいすぅん - 感動的なエピソードを読ませていただきありがとうございます。 (2019年8月16日 17時) (レス) id: 10dab831c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わか | 作成日時:2019年6月22日 23時