あの日、あの時、それから ② (ページ21)

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最近バタバタしてたし、今日はちょっとのんびり過ごそう。そう思ってたのに、それは朝の時点で潰されることになった

まだ朝の8時過ぎやのにいきなりドンドンと強く部屋の扉が叩かれた

いや、怖い怖い。純粋に怖いから開けずにいたら余計強くなっていく音

でも段々恐怖より怒りの感情が出てきて、そもそもこんな朝早くに非常識過ぎへん？って思う

だから開けて文句の一つでも言ったろうって思って、扉を開けた

流｢何時や思ってるん！まだ朝の8時、｣

道｢すみません！あの、Aさんが！｣

Aのルームメイトの道枝くん、そんな彼が突然やってきて言ったのは俺の予想を遥かに超えたことやった

でも薄々どこかで思っていた。いつかAがこうなるんじゃないかな、そう思っていたのに結局俺はAに何もしてあげられへんかった

その結果がこれやって言うなら、笑うしかない

ただただ乾いた笑いしか出てこやんわ