あの日、あの時、それから ② (ページ12)

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仕事を貰えるのはめちゃくちゃありがたいこと。やけど、ちょっと最近連続して仕事が続いて疲れを感じはじめた頃

2週間ぶりの学校は最近仕事ばかりの俺にとってはちょうどいい息抜きの場所に思えた

先｢西畑｣

授業と授業の合間の休み時間。主に外部からくる生徒達の仕事の管理とかを担当している先生が教室に現れて俺を呼んだ

先｢新しい仕事が来たぞ｣

ほら、と言って渡された詳細が書かれたプリント

サッと目を通したけど、出演予定者の一覧の最後に書かれた名前に思わず目がいく

先｢今回うちの学校からは西畑と灰戸が選ばれた。灰戸は知ってるか？おい、西畑｣

西｢えっ、……あ、知ってます！流星、じゃなくて大西の友達なんで｣

先｢そうか。まぁ、あんまり演技経験は無いから悪いけどお前が先輩として引っ張ってやってくれ｣

西｢はい｣

先生の話があまり頭に入ってこないくらい、俺の心はこれから来る未来にワクワクしていた

Aと仕事が出来る。Aはどんな演技するんやろ？一つ浮かんではまた新たに浮かんで

でもそんな俺が想像して楽しみにしていた未来が来ることはなかった