ｿﾚﾃﾞﾓｽｷ__3 ページ8
your side
翌日2人でまたゆっくり昼まで寝て
おはよ〜ってハグをする
龍斗: もう起きちゃうの？
A: 掃除とか買い物とかしなきゃだし
龍斗: Aちゃんは偉いね、すごいなあ
A: 龍斗そういえば昨日の面接結果メール来てるんじゃない？
龍斗: あっ、あああ、み、見る...
寝癖だらけの髪の毛で慌ててリビングに来てスマホをチェックする龍斗の後ろに来てチラッと画面を覗くと
「不採用」
と大きく書かれた文字
龍斗: 頑張ったのに、、
A: そうだね、また他探そっか
龍斗: やだ...
A: 俺が働いてAちゃん助けたいって言ってたじゃん龍斗
龍斗: そうだけどさ、やだ、俺仕事向いてないし...面接行ってもいいけどこの前ガリさんと出かけたから今月もうお金ないよ
A: それくらいは出してあげるから、頑張っておいで？
龍斗: ほんと？じゃあAちゃん一緒にお仕事探し手伝ってえ〜
求人誌を早速手に取ってどれなら向いてる？なんて聞きながら目をキラキラさせてるけど、多分また私のあげる交通費で猪狩くんとでかけるのが目に見えてるんだけどね
A: これは？本屋さん龍斗っぽい
龍斗: ここにしようかな？時給も高そうだしここにする！
でも前はお仕事なんて探そうとしてなかったし、私のこと助けてあげたいなんて言うこともしないで毎日家にいたから成長したのかなあ
A: 本屋さんの面接合格したら一緒にあのイタリアンにランチ行こっか！
龍斗: 本当！俺頑張ってくる！Aちゃん好き！
A: 私も好きだよ
ぎゅーってハグしながら龍斗のもちもちのほっぺをすり寄せてきてランチ楽しみ〜とか言ってるけど
面接のこと全然考えてなさそうなくらい笑顔で
またかわいいなあと思っちゃう私は相当龍斗に甘い
龍斗: バイト受かったらいっぱい働いてAちゃんにたくさん美味しいもの食べさせてあげるからね
口だけは一丁前なんだから
でも、ちょっとずつ私のこと思って動こうとし始めてるからヒモな龍斗でも好きだよ
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月17日 21時) (
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2019年6月17日 20時
