ｿﾚﾃﾞﾓｽｷ ページ6
your side
ジリジリジリ...
休みの日なのにセットした記憶もない目覚まし時計が鳴る
龍斗: あっ、おはよ、ごめん起こしちゃったね
A: ううん...どうしたのこんな早くに目覚ましかけちゃって
龍斗: 言ってなかったっけ？今日新しいバイトの面接
A: あー...そうだった、朝ごはんどうする？昨日の残りなら冷蔵庫入ってるから電子レンジで1分あっためて
龍斗: ありがと、Aちゃんは寝てていいよまだ眠いでしょ？
A: うん、、じゃあ、頑張ってね！いってらっしゃい
いつもならお昼過ぎてから起きてダラダラしながらご飯食べてまたお布団に入ってスマホをいじる龍斗
まあ、要するに龍斗は
ヒモ
なんだけど
最近私の仕事が忙しくてあんまり相手してあげられなかったからか
「Aちゃんが少しでも休めるように俺が働いて助けてあげたい！」なんて言ってくれたっけ
本当に行動に出てくれるなんて思わなかったから頑張れって気持ちで二度寝できずにベッドでゴロゴロする
しばらくするとまた玄関の鍵が開く音がしてゆっくりドアが開く
A: おかえりー！どうだった？
龍斗: 後日メール送るって
A: そっかあ、受かってるといいね
龍斗: ね、お腹すいた
A: はいはい、着替えて待ってて
付き合った頃は別々で暮らしてたはずなんだけど、、
気付いた時には私の家にナチュラルにいるようになってて、仕事が忙しいからあんまり気にはしてなかったけど
友達から「それヒモ男だよ」って言われた時にはもう遅かったみたいで毎日龍斗のお世話してるけど
龍斗: ふふ、Aちゃんのごはん毎日食べられるの俺幸せだなあ
そんなふうに子どもみたいな笑顔で言われちゃうとまあいっかあってなってしまう
A: 私今週忙しくしてて全然話せなかったけど、今週は龍斗何してたの？
龍斗: んーー...いつも通りだよ、テレビ見て、スマホいじって...あ、今週はガリさんとでかけたよ
A: そっかあ、楽しかった？
龍斗: うん、もちろんだよ〜あのね、ガリさんと行ったごはん屋さん美味しかったから今度Aちゃんとも行きたいんだよね、ここ
そう言われてお店のホームページを見せられると、ちょっと高いイタリアンのお店で冷や汗をかく
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月17日 21時) (
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2019年6月17日 20時
