ｾﾝｾｲ__4 ページ4
your side
好き、龍斗くんが大好き
先生としてじゃない、龍斗くんが大好き。
私だけにはやっぱり冷たいけど、思わせぶりなことばっかりしてくるから
諦められないし、またいつか優しく抱きしめてくれるんじゃないかなとか、頭撫でてくれないかなとか
期待ばっかりしちゃう
先生じゃない龍斗くんが好きって言えば
困らないかな、
はあ...
放課後みんな帰った誰もいない教室に1人
窓辺に佇んでればいつのまにか流れでた涙
やだ、こんなんで泣いてるとか弱すぎだよ私
急いで涙を拭いて鼻をすすって、床に置いてたカバンを肩にかけながら教室のドアの方を見れば
龍斗: A
A: りゅ、龍斗く
龍斗: 泣いてる
A: っ、、先生だよって注意しないの
龍斗: 泣いてる方が心配にきまってるでしょ
いつも冷たいくせにこういうときだけ私に目線合わせてどうしたの？なんて
ずるいよ
A: 龍斗くんが、
龍斗: ん？俺が？
A: っ、ううん...なんでもない
合わせられてた目線を私から逸らしたけど、逸らした先にまた龍斗くんの顔
龍斗: 寂しくさせちゃってた、よね
A: え...
龍斗: 俺が先生で、Aが生徒になっちゃったからさ
A: そうだよ、、
ごめんね？って龍斗くんのあったかくて大きい手が私の頭をぽん、ぽん、ってゆっくり跳ねる
龍斗: 本当はね、ちゃんとAと接したいしそうしようとしてたんだけどね、なんだか特別扱いしちゃいそうで冷たくしちゃったんだ
A: ばか、
龍斗: Aと話してるとさ、気持ちが高ぶっちゃって、こう、、ね？そういうことなんだよね
A: ねえ、ちゃんと喋ってよ...もう
私の頭に乗っていた龍斗くんの手はそっと離れて今度は私の手をぎゅっと握る
__
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月17日 21時) (
レス) id: 89b9e15b1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ようぴょん** | 作成日時：2019年6月17日 20時
