ｾﾝｾｲ__3 ページ3
your side
A: ねえ、龍斗くん！
龍斗: こらこら！せんせい、でしょ？
A: いいじゃんべつに
龍斗: ほら、授業始まるから移動しよっか
こんな調子でどんなに話しかけても授業始まるよなんて言ってすぐ私のもとを去る
全然一緒になんかいられない
それどころかクラスの女子に"さくちゃん聞いて！ねえ、さくちゃん！"なんてチヤホヤされて「おおお、騒がない騒がない〜」とか言いつつ満更でもないデレデレした顔をする龍斗くん
龍斗くんのそんなところ見たくて学校来てるんじゃないのに
女の子に集られて嬉しそうにしてるところ見たくもないのに毎日、毎日見せられる
私が一番龍斗くんと仲良しだし、私が一番龍斗くんといる時間が長いし、私が一番龍斗くんを知ってるのに。
そんなのに嫌気がさしてイライラしてれば
たまに授業中目があって微笑まれたり、私ばっかり指して答えられない私を見てにこにこ笑ってる龍斗くんを見ると
すき、
その気持ちが溢れてドキドキが止まらなくなるの
A: はい、龍斗くんノート集めてきたよ
龍斗: せ、ん、せ、い
A: うるさいなあ
龍斗: あ、いいの？成績下げちゃうよ
いじわるそうに微笑みながら私の肩をポンっと叩いて教室を出て行く
龍斗くんに触れられた肩はほんのり熱を持って
また苦しくなる
こんなに好きなのに伝えられないなんて嫌、
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月17日 21時) (
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2019年6月17日 20時
