ｾﾝｾｲ__2 ページ2
your side
高校生になった私
1年生になって覚えることがたくさんで
勉強、部活、バイトの繰り返しの毎日で
あっという間に過ぎた高校1年生
高校2年生になる前の春休みにやっと、龍斗くんとゆっくり話せる時間ができて、今このタイミングで"好き"って言っちゃおうって心に決めていたんだけど
龍斗: 俺ねー、先生になることにしたんだあ
A: 先生？
龍斗: そ、高校の先生。春から先生になるからさ、Aも高校生になるでしょ？勉強わからなくなったら俺に聞いてね？
A: それは助かる！いっぱい龍斗くんに聞きにいくね！
龍斗くんに勉強教えてもらうっていうことでまたそばにいられるならいいかなー？なんて呑気に考えてシンプルに先生になることを喜んでた
それから高校2年新学期
クラスの子が「新人の先生来るらしいよ」なんて噂してるから、新人かあ〜、ちゃんとした人がいいよねって友達と笑い話をしてれば
ガラッと突然開くドアの音にみんな静かになる
...え？
一斉にドアに注目すればそこには
りゅ、、龍斗くん...？
私の高校に来るなんて聞いてない、聞いてないよ、こんなこと
私の友達が「イケメンすぎ」「高身長イケメンとかポイント高い」だなんて騒ぐ
私の学校の先生になっちゃったら
私、龍斗くんに好きって言えないじゃん
龍斗: はじめまして、今日からこの学校でお世話になる作間龍斗です。主に数学と化学を担当してるのでよろしくお願いします。
あ、良かったらさくちゃんって呼んでくださいね
なんて頭をかきながらへらへら挨拶をする龍斗くん
龍斗くんの、ばか
それでも
家の外でも一緒にいられる時間があるってことだし、いいよね
そう明るく考えて
その時は乗り切った
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月17日 21時) (
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2019年6月17日 20時
