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工藤「遅くなってごめん、待った?」



『私も遅かったので丁度良かったです」



工藤「じゃあ行こっか」



『はい!!…て、何ですかこれは?』



工藤「え、手繋ごうと思ったんだけど」



『だめですよ、ファンの方に見られたらどうするんですか!!』



工藤「ええー」



『いや、ええーじゃなくて』



工藤「わかったよ、そのかわり家に帰ったらいちゃいちゃするからな」



『え、それはちょっと…』



工藤「はい、行くぞー!!」













2人きりでお出かけなんていつぶりだろう
大輝くんは芸能人、それに比べて私はただの一般人
だから堂々と外で会うことはできない
ファンにバレるといけないからだんだん会う回数も減ってたけど…











工藤「ん?どうしたの、にこにこして」



『大輝くんが一緒に住もうって言ってくれたのを思い出してて…』



工藤「あーあれか、緊張したなぁ」



『大輝くんが言ってくれなかったら全然会えないままだったのかなって思って』



工藤「そうかもしれないね、でも、今は毎日会えてる」



『はい!だから私すごく幸せだなって思って』



工藤「なにそれ、かわいすぎ…俺も今すっごく幸せだよ」









昔のことを思い出しながら街を歩いて買い物を楽しんだ
別れの言葉なんて告げることなく同じ家に帰るのがとても幸せなことだと改めて思う










工藤「あ、言い忘れてた。今度メンバーみんな家に呼んでいい?」



『もちろんいいですよ!!大輝くんの家なのに私が許可するのも変ですけど…』



工藤「なに言ってんの、俺たちの家じゃん」












さらっと俺たちのって嬉しいことを言ってくれるからますます好きになってしまう












『徹さんに会うのか…お部屋綺麗にして洋服も考えなきゃ、あと料理も…』



工藤「今のままで十分綺麗だし、そんなにお粧ししなくても大丈夫だよ」



『何言ってるんですか、徹さんに会うんですよ!!
見た目は大事じゃないですか!!』



工藤「……」



『大輝くんだって好きなアイドルに会う時かっこよくするで…うわっ!!』













話し終わらないうちに横抱きにされ
ベッドの上に降ろされる










工藤「徹より俺を見てよ」



『大輝くん、明日も仕事じゃ…』



工藤「残念、明日は午後からなんだよ
だからさ__






__俺のだって分かるまでたっぷり愛してやるよ」









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設定タグ:Da-iCE , 工藤大輝   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちぃ | 作成日時:2019年6月9日 0時

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