24. BIRTHDAY ページ25
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『大輝くん、これプレゼントです』
工藤「あ、ネックレスだ!!これ、めっちゃかっこいいじゃん、ありがとう!!」
『実は、、、私も買っちゃいました(笑) 』
工藤「え、マジで!?ピンクもあるんだね」
『デザインは同じで色が違うだけなのにすごくかわいかったのでつい、、、お揃いダメですか?』
工藤「いいに決まってるでしょ(笑) そういえばお揃いの物は初めてだね」
『そうなんですよ、だから一つでも欲しいなと思って…』
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実はお揃いと呼べるものは何もない
ペアの物は一度も買ったことがないので憧れだった
でもあまりペア感が強い物は私も大輝くんも嫌なので、我ながらネックレスのチョイスは良かったと思う…
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工藤「いいね、ネックレスなら派手じゃないしね」
『そうですよね!!他にもピアスがあったんですけど私穴あいてないし、大輝くんもつけないのでやめちゃったんですよね』
工藤「この機会に右耳あけてもよかったけどね…
お互い相手の耳をあけるってのもいいと思うけど」
『え、大輝くんがするんですか!?怖いなぁ…』
工藤「なんでだよ(笑)」
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ピアスってあけるの怖いじゃん…
いくら大輝くんが私の耳をあけても絶対無理だ
そんなこと思っていると大輝くんが髪をかきあげる
至近距離で目が合ってドキドキする…
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工藤「夏樹の耳たぶ小ちゃいな…」
『…そうですかね?』
工藤「うん、小さくて……かわいい」
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距離が近づいて自然と唇が重なる
最初は浅かったキスがだんだん深く長くなっていき
優しくソファに押し倒される
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『…っん、……大輝くん…』
工藤「夏樹、今からプレゼントもらってもいい?」
『…ネックレスだけじゃ不服でしたか?』
工藤「いや、、ただ俺の一番欲しいものが
夏樹ってだけ……だめ?」
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だめな訳がない
私の体はこんなにも大輝くんをほしがってるのに…
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『…ここはいやです』
工藤「わかった……じゃあベッドに行こう?」
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そう言って大輝くんは私を横抱きに抱え寝室まで運び部屋の明かりを消した
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作者名:ちぃ | 作成日時:2019年6月9日 0時