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本来の目的を忘れ遊園地デートを満喫した私は
大輝くんに会いたくなって早歩きで家に向かう
・
『ただいま帰りました〜!!』
工藤「おかえり、楽しかった?」
・
会うのは今朝ぶりなのに何日も会えなかったように思えるのは
それほど大輝くんに会いたかったということなんだろう…
・
『はい、とても楽しかったです!!』
工藤「それは良かった」
『あと……大輝くんに会いたかったです』
・
そう言って抱きつこうと大輝くんに近づくけれど
あっさりかわされてしまう
いつもは受け止めてくれるのに、何か変だ
・
『あ、あの、大輝くん?』
工藤「もうご飯できてるから食べよっか」
『え?あ、ありがとうございます…』
・
その後もさりげなくボディタッチをしようとするけど避けられっぱなし…
これは、気のせいじゃない…、?
・
思い当たるのは今日のデートのことだ
でもちゃんと許してくれたし、徹さんの好みまで教えてくれた
それがいけなかったのだろうか
いつもの大輝くんならヤキモチを焼くか
拗ねて口を聞いてくれなくなる
でも今回はむしろノリノリで…
・
『もしかして、、愛想をつかされた?』
工藤「なに一人でぶつぶつ言ってんの?こっち来て一緒にテレビ見ようよ」
『あの、大輝くん…』
工藤「ん?どした??」
『いいえ、何でもありません…』
・
やっぱり気のせいなのかな?
私は物事を何でも悪く考えてしまう癖があるので
もう考えるのは止めることにした
・
『ミステリーやってる!!見てもいいですか?』
工藤「いいよ、俺も見たかったし」
『えへへ、ありがとうございます。大輝くん大好き』
工藤「……」
・
飲み物を持っていつも通りに大輝くんの隣に腰を下ろしたら
無言で少しほど離された
これは、、、
・
『やっぱり、気のせいじゃない…』
・
・
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作者名:ちぃ | 作成日時:2019年6月9日 0時