16. ページ17
*
『よし、お掃除開始だ!!』
・
昨日の余韻に浸りながら鼻歌気分で掃除をしていると見覚えのある腕時計を見つけた
・
『あ、これ颯くんのだ。忘れ物だよね…』
・
あいにく大輝くんはお仕事中でいないから
颯くんに連絡する
夏樹腕時計忘れてたみたい…大輝くん渡してもらおうか?
颯そうだったんですか!?今すぐ取りに行きます!!
颯て、言いたいんですけど今手が離せなくて…すみませんが僕の家に来てもらってもいいですか?
・
颯くんの家なら前に一度行ったことがあるし
特に何もすることがないのでお菓子を持って行くことにした
・
・
・
ガチャ
和田「わざわざ来てもらってすみません!!」
『暇だったから大丈夫だよ〜』
和田「どうぞ中に入ってください」
・
部屋の中に入ると足元がふわふわしたもので包みこまれた
ん?ふわふわ……?
・
『あ、シエルちゃんだ!!会いたかったよ〜』
和田「ふふ、シエルも会いたがってましたよ」
『そうなの!?うれしいなぁ…ああ、かわいい!!癒される〜』
和田「……そう言ってる夏樹さんのほうが
かわいいです」
・
しばらくシエルちゃんと遊んでから
本題である腕時計とお菓子を渡すとすごく喜んでくれる
お菓子は今日作ったばかりのシュークリーム
美味しそうに食べてる姿がかわいい…
・
和田「ごちそうさまでした、すごく美味しかったです!!」
『ありがとう…ふふ、口にクリームついてるよ
拭いてあげるね』
和田「ん、、ありがとうございます…
…いいなぁ、大輝くんは毎日こんなことしてもらってるんだ」
『いや、さすがに毎日はしてないよ笑』
和田「でも羨ましいです、僕だって夏樹さんがほしいのに…」
・
そう言って私の前髪をかきあげたかと思へば
露わになったおでこに柔らかい感触がする
これってもしかして……
・
『は、颯くん!?』
和田「でも僕は大輝くんと夏樹さんを見るのが好きなので今のままで十分ですけどね」
・
それからは颯くんに催促され、部屋を出て帰宅させられた
年下男子のパワーに圧倒された1日だった…
・
・
*
209人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちぃ | 作成日時:2019年6月9日 0時