【黒バスｘハイキュー！！】私の居場所は何処ですか？4th

居場所１１０ ページ11

−翌日-


貴 (速攻が上手く決まらないわ)


翔陽君と飛雄君の新速攻は未だに一度も繋がらない。



この合宿の間には繋がると思うが、やっぱり見てる側も、早く繋いで欲しいと思う。




『おぃテツのパスすげーな！』


『そうっすね！』



貴 「！」



昔の帝光での、あのバスケの光景が見えた。


テツヤのパスで全てが繋ぎ始めた、あの光景が。



あの頃の皆は、もう、バラバラ。





勿論、自分達の新しいチームでよくやってるみたい。



涼太君も、敦君も。真君。




そして、新しい光と影の大我とテツヤ。





でも、




このチームも、何かのきっかけで、全ての歯車が繋いで動ける様、



念じて、皆を信じる。




((トントン




貴 「はっ！！



夕先輩？」




私より一回り小さい先輩によって上の空から現実へ引き戻された。




西 「なぁ。今晩ちょっと話があんだけど、いいか？」




まっすぐ私の目を見て聞く先輩。



とても頼りになるこの先輩。




貴 「はい、いいですけど」



断る理由なんて、普通にないです。




でも、この誘い、断って置けばよかった。




だって、そうしてたら、やっぱり、心の準備が出来てたかもしれないから。

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